前回は、給与明細の控除のうち「社会保険」について整理しました。
今回は、控除のもう一つの柱である 税金 を、できるだけやさしくまとめます。
新社会人の方がつまずきやすいのは、ここです👇
- 「所得税ってなに?」
- 「住民税っていつから引かれるの?」
- 「2年目に手取りが減るって本当?」
結論から言うと、本当です。
理由も含めて、順番に見ていきましょう。
目次
給与明細で見る税金は主に2つ
給与明細で、税金としてよく出てくるのは次の2つです。
- 所得税(国に納める税金)
- 住民税(住んでいる自治体に納める税金)
この2つの違いを知ると、「なぜ手取りが減るのか」が一気にわかりやすくなります。
所得税は「毎月の給料から少しずつ前払い」
所得税は、毎月の給料から天引きされる税金です。
ただし、これはざっくり言うと “見込みで引かれている” イメージ。
なぜなら、1年の収入は途中で変わることがあるからです。
(残業・賞与・退職・転職など)
そのため会社では、毎月の給料から概算で所得税を引き、年末に調整する仕組みがあります。
年末調整で「払い過ぎ・足りなさ」を整える
所得税は、年末に 年末調整 で調整されます。
- 払い過ぎていれば → 戻ってくる(還付)
- 足りなければ → 追加で引かれる
新社会人のうちは、まず
「所得税は毎月引かれて、年末に調整がある」
このイメージでOKです◎
住民税は「前年の収入」をもとに課税される
ここが、2年目に手取りが減りやすい最大の理由です。
住民税は、基本的に 前年の所得(収入) をもとに計算され、翌年に支払います。
つまり、社会人1年目は…
- 前年は学生で収入が少ない(またはゼロ)
→ 住民税がほぼ発生しないケースが多い
ところが、社会人2年目になると…
- 1年目に給料をもらっている
→ その前年所得をもとに住民税が計算される
→ 2年目から住民税が天引きされる(特別徴収)
結果として、給料が同じでも 手取りが減ったように感じやすい んです。
注意ポイント:2年目の「手取り減」は異常じゃない
「えっ、給料上がってないのに手取りが減った…」
この現象、めちゃくちゃ多いです。
でも、これは珍しいことではなく、住民税が始まることで起きやすい“あるある”です。
新社会人のうちに知っておくと、心の準備ができます。
まとめ:税金の仕組みがわかると、給与明細が怖くなくなる
- 給与明細の税金は主に 所得税 と 住民税
- 所得税は「毎月の前払い」→ 年末調整で整える
- 住民税は「前年の所得」をもとに計算される
- そのため 2年目から住民税が始まって手取りが減りやすい
控除の理由がわかるだけで、「なんとなく不安」が減っていきます^^
次回予告:人生100年時代!まずは社会人1年目からできる「先取り貯金」
“頑張って節約”よりも、給料日に自動で貯まる仕組みを作るのがコツ。次回、初心者向けにやさしく解説します。

