目次
はじめに
成年後見制度は「誰でも利用できる安心の仕組み」ですが、
資産に余裕がある方には、もうひとつの選択肢として 「信託銀行」 があります。
信託銀行は財産を託すことで、本人に代わって管理・運用や死後の手続きを行ってくれるサービス。
おひとり様にとっては、**「もしもの時に自分の想いを確実に実現してくれる存在」**になり得ます。
信託銀行の仕組みとは?
- 信託契約を結ぶことで、銀行が本人の財産を管理・運用
- 本人が亡くなった後は、遺言執行者として相続や寄付を実行
- 場合によっては「死後事務受任会社」と連携し、葬儀費用や清算も行う
👉 成年後見制度が「裁判所が選ぶ後見人」なのに対し、
信託銀行は 「契約で自由に希望を託せる」 のが特徴です。
信託銀行でできること ✅
- 財産管理(預金・不動産・証券など)
- 医療や介護費用の支払い管理
- 遺言信託(亡くなった後の財産分けや寄付を実行)
- 死後の手続き(葬儀費用の支払い、公共料金の解約など)
- ペット信託(飼い主の死後もペットの生活費を管理し、指定先に託す)
信託銀行でできないこと ❌
- 日常の身の回りの世話(介護・食事など)
- 医療行為の同意(延命治療など)
👉 成年後見制度と同じく、「生活のお世話」ではなく「お金と契約の管理」が役割です。
利用条件と現実
- 信託銀行によっては「預ける資産〇千万円以上」など条件あり
- 契約時に数十万円、管理報酬も毎年かかるなど、コストが高め
- 誰でも気軽に利用できるわけではなく、資産がある方向けの制度
成年後見制度との違い
- 成年後見制度:資産に関わらず誰でも利用できる。裁判所が後見人を選任
- 信託銀行:資産がある人向け。契約で希望を細かく託せる(寄付・ペットなど)
👉 「最低限守ってもらえる制度」=成年後見
👉 「想いをカスタマイズして実現できる制度」=信託銀行
おひとり様と信託銀行
- 子どもがいない、頼れる親族がいない人にとって心強い選択肢
- 特に 「ペットの暮らしを守りたい」 というニーズに応えられるのは信託銀行ならでは
- 自分の財産を、最後まで「どう使いたいか」希望を託せる
相談窓口
- 三井住友信託・三菱UFJ信託など、大手信託銀行の窓口
- 事前予約で相談可能(資産要件・費用も必ず確認を!)
まとめ
- 信託銀行は「財産を預けて管理・承継してもらう」仕組み
- 死後の寄付やペット信託など、本人の希望を実現できる自由度が強み
- ただし、資産要件や費用のハードルがあるため、誰でも利用できるわけではない
- 成年後見制度とあわせて、自分に合った備えを選ぶことが大切
一つの選択肢として、「成年後見人制度」と合わせて知っておくと便利かなと思います。
ご興味のある方は、ぜひお近くの信託銀行を訪ねてみて下さい^^