前回のコラムでは「トレードって副業としてアリなの?」というテーマでお話ししました。
今回はもう一歩踏み込んで、そもそもトレードとは何か? を整理してみたいと思います。
トレードとは?
トレードとは、株やゴールド、為替などの金融商品を「売り」や「買い」で取引し、その差額から利益を得ることです。
積立NISAなどの長期投資と大きく違うのは、次の2点です。
✴︎ 積立NISAとの違い
- 積立NISAは「買って長期で育てる」資産形成
- トレードは「売り・買いの両方」で利益を狙える短期的な取引
投資=長期で資産を育てる
トレード=短期的に値動きをとらえる
とイメージすると分かりやすいかもしれません。
私の始め方
私自身のトレードの始め方は、とてもシンプルでした。
- 積立をしていたネット証券のHPで基礎を学ぶ
- すぐに「デモトレード」を開始
- 分からないことはその都度、本を買って勉強
最初から机上で勉強してもピンと来なかったので、
とにかくデモを始めたことで「必要な知識」がリアルに入ってきました。
つまり、デモトレードを触りながら、何これ??を調べてました。
実践と学びを繰り返す中で、そのうち記録を残す大切さにも気づいていきました。
知識だけでは勝てない世界
トレードは「知識を詰め込んで答えを出すもの」ではありません。
大切なのは、自分なりのスタイルを作り上げていくことです。
たくさん勉強しても、そのまま勝てるわけではありません。
逆に、少ない知識でも自分の得意なスタイルを見つけた人が勝ち続けることもあります。
さらに、トレードは**「頑張った分だけ儲かる」ものではない**という点も忘れてはいけません。
努力や時間を注いだからといって、必ず利益につながる世界ではないのです。
そして、何よりも大切なのは“平常心”。
焦りや欲に流されず、冷静に判断できるかどうかが、勝ち続けるためのカギになります。
安心して始めるために
だからこそ、始める時は平常心を保てる余裕資金で少額からが鉄則。
そしていきなり実弾ではなく、デモトレードでプラスを出せるようになってからが安心です。
また、トレードはトータルでプラスになればOK。
1回1回の勝ち負けに一喜一憂せず、全体でプラスになるように取り組むのがポイントです。
まずは、1週間プラスだったかどうか、1か月ではどうだったか・・・
そして、今年1年はどうだったか。
まとめ
- トレードは投資と違い、売りと買いの両方で利益を狙える
- 知識だけではなく、自分のスタイルを築くことが大切
- 頑張った分だけ儲かる世界ではない
- 何よりも平常心を大切に
- 最初は余裕資金で、デモトレードからスタート
次回は、初心者さんにおすすめのインジケーターをご紹介します。
デモトレードはリアルの値動きでトレードを体験できますが、
過去の値動きをまとめて学べる「検証ツール」もあります。
私は最初、会社員をしながら2年間程ひたすらデモトレードを続けていました。
時間はかかりましたが、その経験が今の土台になり、何よりも「一生モノのスキル」につながると実感しています。
ただし、トレードはどんなに学んでも相場に左右される世界。
だからこそ、学び続ける姿勢と柔軟さが欠かせません。
シンプルだけど役立つツールを活用して、デモトレードをもっと楽しくしていきましょう!

