はじめてのお給料でつくる「貯める仕組み」
新社会人になって、はじめてもらうお給料。
うれしい反面、
「どうやって貯金したらいいんだろう?」
「いくらくらい貯めればいいの?」
そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。
実は、お金の管理でいちばん大切なのは
金額よりも“仕組み”を先につくることです。
人生設計に必要なお金の考え方
これからの人生には、大きく分けて
次の3つが必要になります。
- 貯める(生活防衛・将来の準備)
- 増やす(投資など)
- 備える(保険・万が一への備え)
今回は、この中でもいちばん基本になる
**「貯める」**についてお話しします。
これから起こるライフイベントを意識しよう
新社会人の今は、まだ先のことに感じるかもしれませんが、
- 一人暮らし
- 結婚
- 出産
- マイホーム購入 など
人生には、まとまったお金が必要になるタイミングが
必ずやってきます。
だからこそ、
早いうちから少しずつ準備しておくことが大切です。
「手取り」を正しく知る
前回の記事では、手取りについて解説しました。
お給料からは、
- 社会保険料
- 所得税
- 住民税(※2年目から)
などが引かれ、
実際に使えるお金=手取りになります。
貯金は、この「手取り」を基準に考えましょう。
まずは口座を分ける
貯金を続けるコツは、とてもシンプルです。
- 給与が振り込まれる口座
- 貯蓄用の口座
この2つを分けること。
同じ銀行でOKなので、
貯蓄専用の口座を作りましょう。
自動で貯まる仕組みを作る
おすすめなのが、
- 積立定期預金
- 毎月自動振替
を使う方法です。
給料日に、自動的に貯蓄口座へお金が移動するようにします。
そうすると、
- 今月はやめておこう
- ちょっと使っちゃおう
という“迷い”が入りません。
自分で操作できない仕組みにするのがポイントです。
残ったお金で生活する
先に貯めて、
残ったお金で生活する。
これがいわゆる
**「先取り貯金」**です。
はじめてのお給料から、この仕組みを作っておくと、
- 引かれた後の金額に自然と慣れる
- 別口座でお金が増えていく
そんな小さな喜びを、
じわじわ感じられるようになります。
ここまできたら、もう勝ちです(笑)
金額は少なくてOK
最初から無理をする必要はありません。
- 月5,000円
- 月1万円
とにかく、スタートすることが大事です。
2年目、3年目とお給料が少しずつ上がったら、
そのタイミングで積立額を増やせばOK。
積立定期預金は「使わない」
積立定期預金は、
基本的に手をつけないお金。
「貯める用」と割り切って、
生活費とは完全に分けましょう。
現実的なシミュレーション
例えば、こんな目標も立てられます。
5年で100万円貯めたい場合
- 月17,000円 × 12か月 × 5年 = 約102万円
7年で100万円貯めたい場合
- 月12,000円 × 12か月 × 7年 = 約100万円
少額でも、続けると大きな差になります。
財形貯蓄制度がある会社なら活用を
会社に財形貯蓄制度がある場合は、
ぜひ活用しましょう。
- 給与天引きで自動的に貯蓄
- 金額は自分で設定可能
- 申し込みは会社に出すだけ
住宅財形・年金財形は
利息が550万円まで非課税というメリットもあります
(※一般財形は対象外)。
転職時も、条件を満たせば
積立を継続できるケースがあります。
「銀行で手続きするのが面倒…」
そんな人こそ、会社制度を使うのがおすすめです。
まとめ
貯金は、意志よりも仕組み。
- 口座を分ける
- 自動で積み立てる
- 残ったお金で生活する
この流れを、
はじめてのお給料から作っておくことが最大のコツです。
次回予告
次回は、
「お金に働いてもらう」=増やすについて。
NISAやiDeCoを、
新社会人にもわかりやすく解説します。

