新社会人のマネーリテラシー④

はじめてのお給料でつくる「貯める仕組み」

新社会人になって、はじめてもらうお給料。
うれしい反面、

「どうやって貯金したらいいんだろう?」
「いくらくらい貯めればいいの?」

そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、お金の管理でいちばん大切なのは
金額よりも“仕組み”を先につくることです。


人生設計に必要なお金の考え方

これからの人生には、大きく分けて
次の3つが必要になります。

  • 貯める(生活防衛・将来の準備)
  • 増やす(投資など)
  • 備える(保険・万が一への備え)

今回は、この中でもいちばん基本になる
**「貯める」**についてお話しします。


これから起こるライフイベントを意識しよう

新社会人の今は、まだ先のことに感じるかもしれませんが、

  • 一人暮らし
  • 結婚
  • 出産
  • マイホーム購入 など

人生には、まとまったお金が必要になるタイミングが
必ずやってきます。

だからこそ、
早いうちから少しずつ準備しておくことが大切です。


「手取り」を正しく知る

前回の記事では、手取りについて解説しました。

お給料からは、

  • 社会保険料
  • 所得税
  • 住民税(※2年目から)

などが引かれ、
実際に使えるお金=手取りになります。

貯金は、この「手取り」を基準に考えましょう。


まずは口座を分ける

貯金を続けるコツは、とてもシンプルです。

  • 給与が振り込まれる口座
  • 貯蓄用の口座

この2つを分けること。

同じ銀行でOKなので、
貯蓄専用の口座を作りましょう。


自動で貯まる仕組みを作る

おすすめなのが、

  • 積立定期預金
  • 毎月自動振替

を使う方法です。

給料日に、自動的に貯蓄口座へお金が移動するようにします。

そうすると、

  • 今月はやめておこう
  • ちょっと使っちゃおう

という“迷い”が入りません。

自分で操作できない仕組みにするのがポイントです。


残ったお金で生活する

先に貯めて、
残ったお金で生活する。

これがいわゆる
**「先取り貯金」**です。

はじめてのお給料から、この仕組みを作っておくと、

  • 引かれた後の金額に自然と慣れる
  • 別口座でお金が増えていく

そんな小さな喜びを、
じわじわ感じられるようになります。

ここまできたら、もう勝ちです(笑)


金額は少なくてOK

最初から無理をする必要はありません。

  • 月5,000円
  • 月1万円

とにかく、スタートすることが大事です。

2年目、3年目とお給料が少しずつ上がったら、
そのタイミングで積立額を増やせばOK。


積立定期預金は「使わない」

積立定期預金は、
基本的に手をつけないお金。

「貯める用」と割り切って、
生活費とは完全に分けましょう。


現実的なシミュレーション

例えば、こんな目標も立てられます。

5年で100万円貯めたい場合

  • 月17,000円 × 12か月 × 5年 = 約102万円

7年で100万円貯めたい場合

  • 月12,000円 × 12か月 × 7年 = 約100万円

少額でも、続けると大きな差になります。


財形貯蓄制度がある会社なら活用を

会社に財形貯蓄制度がある場合は、
ぜひ活用しましょう。

  • 給与天引きで自動的に貯蓄
  • 金額は自分で設定可能
  • 申し込みは会社に出すだけ

住宅財形・年金財形は
利息が550万円まで非課税というメリットもあります
(※一般財形は対象外)。

転職時も、条件を満たせば
積立を継続できるケースがあります。

「銀行で手続きするのが面倒…」
そんな人こそ、会社制度を使うのがおすすめです。


まとめ

貯金は、意志よりも仕組み。

  • 口座を分ける
  • 自動で積み立てる
  • 残ったお金で生活する

この流れを、
はじめてのお給料から作っておくことが最大のコツです。


次回予告

次回は、
「お金に働いてもらう」=増やすについて。

NISAやiDeCoを、
新社会人にもわかりやすく解説します。

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